ラグビーワールドカップ2023が、現在フランスで開催され日本代表チームが健闘しています。
以前は、世界のトップチームに歯が立たなかった日本チーム。
しかし、今では、世界の強豪チームと渡り合えるほどに成長しました。
この日本チームの強さ、成長ぶりの秘訣は、どこにあるのでしょうか。
そして、そこから私たちが学ぶべきことは何なのでしょうか。
今回は、ラグビー日本代表チームが強くなった要因から、私たち個人や組織が学べ部べきことを考察してみました。
日本チームが世界の強豪国と渡り合えるほどに強くなった事実
2015年のラグビーワールドカップで、日本代表は南アフリカ代表に勝利し、大会史上最大の番狂わせを起こしました。
この勝利は、日本のラグビー界に大きな影響を与えました。日本代表は、この勝利をきっかけに、世界のトップチームと渡り合える実力をさらに身につけていくことになります。
2019年ラグビーワールドカップでは、史上初となるベスト8に進出しました1. 2021年には、ラグビーチャンピオンシップで優勝し、世界ランキングを9位に上げました2. 2022年には、イングランド代表に勝利するなど、世界のトップチームと渡り合える実力を持っています
日本代表チームの強さの要因
①優れた指導者
日本代表は、2016年からジェイミー・ジョセフ監督の下でプレーしています。
ジョセフ監督は、日本代表を世界のトップチームに育てるために、多くの改革を行いました。
以下は、その具体的な方策です。
ア)選手たちに自信を持たせるため、彼らが自分たちの能力を最大限に発揮できるようにした。
まず、選手たちに自分たちの能力を信じさせ、自分たちのプレースタイルを確立するよう指導しました。
そのために練習メニューを工夫したり、試合前に必ず細かい打ち合わせ(相手チームの分析、戦術の確認、選手たちの役割の確認、プレーに必要なコミュニケーションの確認)を行いました。
イ)プレースタイルを変更し、より攻撃的な戦術を採用した。
以前の日本代表は、守備的な戦術を採用していましたが、ジョセフ監督以後は、より攻撃的な戦術を採用するようになりました。
ウ)スクラムの強さを特に重視した。
スクラムコーチの長谷川慎氏が指導するスクラムの強さも特筆すべきです。
長谷川氏は、「重いパンチ」ではなく「速いパンチ」を放つことで相手に勝つスタイルへと変えていったことで知られています。
②スーパーラグビーでの学び
日本代表は、スーパーラグビー(15チームで争う国際リーグ戦)に参加するようになりました。
これによって、日本の選手たちは、国内リーグでは体験できない、南半球のレベルの高いチームのプレーを体で学ぶことができました。
③選手の多様性
日本代表には、外国人や外国人の片親を持つハーフの選手が多数所属しています。
たとえば以下の選手です。
〈アマト・ファカタヴァ選手〉
ロック、ナンバー8。日本代表の外国人選手で、トンガ出身です。
〈シオサイア・フィフィタ選手〉
センター。父親がトンガ人、母親が日本人です。
これは、日本のラグビー界において、多様性を受け入れる風潮があることや、外国人選手の技術や経験を取り入れることで、チームの強さを高めることができると考えられているためです。
ただし、日本代表に選ばれるためには、厳しい代表資格のルールがあります。
活躍が期待される日本代表選手
〈稲垣啓太〉
プロップ。強力なスクラムで知られ、前回大会でも活躍しました。
〈堀江翔太〉
フッカー。経験豊富な選手で、チームを支える存在です。
〈シオサイア・フィフィタ〉
ウイング。スピードとフィジカルの強さを兼ね備えた若手注目選手です。
〈姫野和樹〉
ナンバーエイト。ジャッカルが得意で、トライと共に日本の得点源になる選手です。
〈松島幸太朗〉
スクラムハーフ。パスやキックでも活躍する選手です。
個人や組織が学ぶべきこと
自信を持つこと
日本代表選手たちは、自分たちの能力を信じてプレーしています。
自信を持つことは、成果を上げるために重要な要素です。
自分の能力を最大限に発揮するために、自信を持ちましょう。
攻撃的な姿勢を持つこと
日本代表は、攻撃的な戦術を採用しています。
チャンスを逃さず攻撃する姿勢は、成功を収めるために重要です。
積極的に行動し、チャンスを掴むことを心掛けましょう。
スキルや知識を磨くこと
日本代表の選手たちは、スーパーラグビーに参加することで国際レベルのプレーを学びました。
常に学び続け、自分のスキルや知識を向上させることは、自分の成長と組織の成果につながります。
多様性を受け入れること
日本代表には、外国人やハーフの選手が所属しています。
多様なバックグラウンドや経験を持つ人々を受け入れ、その力を活かすことは、チームや組織の強さを高めることにつながります。
チームワークを大切にすること
日本代表の成功には、指導者や選手たちの連携が不可欠です。
チーム全体の目標に向かって協力し、お互いをサポートすることは、組織の成功に不可欠な要素です。
ラグビー日本代表チームの成長は、私たちに大きな学びを与えてくれました。
これらの学びを活かし、自身の目標達成や組織の成果向上に取り組みましょう。
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