通販番組の罠にハマらない!視聴者が賢く購入する方法

主夫

BSチャンネルを観ていると、通販番組が何と多いこと!

その番組を観ているうちに、紹介されている商品がとても魅力的に思えてくるから不思議。

「今から30分以内の注文なら、メーカー希望小売価格の半額」

などと急き立てられて、ついつい注文してしまったり・・・。

ほんと、通販番組って、商品の良さを伝えながら、私たち視聴者の購買欲を上手に刺激しているなあと、つくづく思うのです。

通販番組をいろいろ観ていると、多くの番組に共通するパターン、仕掛けのようなものを感じます。

そこで、今回は、視聴者の購買意欲を刺激するテレビ通販番組の巧妙な仕掛けについて調べてみました。

視聴者が商品を買いたくなるきっかけ

通販番組で視聴者が商品を購入したくなるきっかけは、商品の特徴を十分に理解できた時が51.4%でトップになることが調査で明らかになっています。

また、地上波系列局の通販番組でつい買いたくなる理由として、「なんとなく信頼できそうだから」が45.8%、「他の放送局と比べ最も視聴時間が長いから」が41.7%、「好きな番組の後にそのまま視聴しているから」が35.4%という回答があります。

このように、商品の特徴を十分に理解できるように説明することや、視聴者が信頼できると感じるような演出が、商品購入の重要な要素です。

また、商品の魅力を伝えるために、実際に商品を使用している人の体験談や、商品の使用方法を紹介することも効果的です。

商品の特徴を理解し、信頼性を高める演出

商品の特徴が十分に理解できるように説明し、視聴者が信頼できると感じるような演出とは、次のようなものです。

①在庫情報

「残りわずか」や「あと○個」といった在庫情報を表示することで、商品の希少性をアピールします。

②実演

出演者が実際に商品を使用したり、使い心地や使用結果を細かく伝えることで、商品の魅力を伝えます。

③顧客の声

実際の購入者からの感想やレビューを紹介することで、商品の信頼性を高めます。

④限定オファー

「○○個限定で×割引」「お一人様□個まで」といった希少性を利用したオファーを行うことで、購買意欲を高めます。

⑤在庫表示

商品の在庫状況を表示することで、視聴者に商品の人気や需要の高さを伝えます。

これらの演出は、視聴者が商品の特徴や品質について十分に理解し、信頼できると感じるようにするために利用されます。

また、商品説明だけでなく、アフターサービスや保証内容なども詳細に説明されることがあります。

プレゼンターの役割

プレゼンターの話し方や価格提示方法は、視聴者の購買欲を刺激するために重要です。

例えば、プレゼンターは商品の特徴や魅力を十分に説明し、視聴者が信頼できると感じるような話し方をすることが求められます。

また、価格提示方法も重要です。「今から30分以内」や「初回限定価格」など、期間限定価格提示は視聴者に「緊急感」を与えて購入意欲を高めるのです。

通販番組のプレゼンターは、なぜ大声で話すのか

通販番組のプレゼンターが大声で話をする理由は、視聴者の購買意欲を刺激するためです。

大声で叫ぶような話し方は、商品の特徴や魅力を強調し、視聴者に強い印象を与えます。

また、叫ぶことで、商品の緊急性や重要性をアピールします。

このような話し方は、視聴者の関心を引きつけ、商品に興味を持ってもらうために効果的なのです。

ただし、叫ぶように大声で話す話し方はすべての商品や状況に適しているわけではありません。

商品やサービスに合わせて適切な話し方を使い分けます。

通販番組に出てくる購入者は誰?

通販番組では、商品の魅力を引き立てるために、実際の購入者の声や体験談を紹介しています。

しかし、通販番組は視聴者に商品を購入させるために制作されており、その目的のために演出や編集が行われることがあるのです。

たとえば、購入者の体験談のコーナーで紹介される人は、本人以外に俳優やモデルなどの演者が演じている場合もあります。

また、本人の体験談を紹介する場合でも、演出や編集が加えられることがあるため、完全に本人の意見とは限りません。

このように、紹介される体験談が完全に本人の意見なのか、100パーセント保証されているわけではないのです。

ただし、通販会社が「嘘の情報」をテレビで流すことは違法です。

消費者庁などの関連機関は、消費者を守るために広告や通販番組などを監視しており、違法な行為があった場合は厳正に対処されます。

通販番組を見る際のポイント

主夫である私たち視聴者が、通販番組の仕掛けに惑わされず、主体的に商品を購入するために必要なことは何でしょうか。

通販番組で商品の良否を見極めて購入するためには、以下のことが重要です。

①冷静な判断

視聴者は冷静な判断を保つことが重要です。

商品の特徴や魅力に惑わされず、客観的な視点で商品を評価しましょう。

②情報の確認

商品に関する情報を確認しましょう。

商品の特徴や仕様、価格、返品ポリシーなどをよく理解しておくことが大切です。

③似た商品との比較

似た商品を比較することで、価格や品質、特徴などを客観的に評価することができます。

また、他の類似商品と比較することで、自分にとって最適な商品を選ぶことができます。

④口コミやレビューの参考

商品の購入前に口コミやレビューを参考にすることも有効です。

他の人の意見や評価を参考にすることで、より客観的な判断ができます。

⑤予算の設定

通販番組では、さまざまな価格帯の商品が紹介されます。

予算をあらかじめ設定しておくことで、自分に合った商品を選ぶことができます。

⑥信頼性の確認

通販会社や販売業者の信頼性を確認しましょう。

信頼できる会社やブランドから購入することで、商品の品質やアフターサービスが保証される可能性が高くなります。

⑦返品・交換ポリシーの確認

商品の返品・交換ポリシーを確認しましょう。万が一、商品に不満がある場合や問題が発生した場合に備えて、返品や交換が可能かどうかを把握しておくことが重要です。

これらのポイントに留意することで、通販番組をより主体的、効果的に活用することができます。

まとめ

〈主体的な視聴者をめざして〉

通販番組の制作者は、視聴者の必要感に訴え、購買欲を刺激して購入させるプロです。

何気なく見ていると、視聴者はついその気になり、それほど必要でもないのに購入してしまうこともあります。

かつての私が、そうでした。

新しい家電商品の通販番組をみて、妻に「これを買いたい」と話したところ、「まずは、今持っている物を徹底的に使いこなしなさい」と諭されました。

確かにそうです。

すでにある家電品は、その時、便利だと納得して購入した物のはずです。

ですから、その商品の良さを十分活用することも大事なのです。

それでも、もっと生活の質を高めることができると判断できるなら、新たな商品の購入を検討すれば良いのではないでしょうか。

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